生活習慣病~冬場に多い脳卒中~

これから本格的な寒さがはじまります。それに合わせて暖房器具の使用が増え、外気温と部屋との温度差が大きくなるために、循環器病の発症が多くなります。特に脳出血や脳梗塞に代表される脳卒中は日本人の死因の中でも、多くを占めているので、ますますこの時期には注意が必要です。

脳卒中は大きな発作が起きるとその後の経過が悪く、寝たきりの原因の第1位となっています。

脳卒中のなかでも主流となる「脳梗塞」は、前触れ発作がありながら、気づかずにいて大きな発作になってしまうことも多い病気です。下のチェック項目でチェックしてみましょう。

からだの片側がしびれたり、手足に力が入らないことがある

足がもつれて歩けないことがある

話したいのに、言葉が急に出なくなることがある

ろれつがまわらないことがある

人のいうことが一時的に理解できないことがある

ものが二重にみえることがある

片目が見えなくなったり、視界の半分が見えないことがある

食べ物が一時的に飲み込めないことがある

他に理由なく、むせることがある

いかがですか?これらの症状の全部が出るわけではありませんし、時間的にも大きな発作まで1時間未満と短いことが多いので、注意が必要です。自分の時はもちろん、家族や周囲の人に、どれか一つでも気になる症状があったら、早目にお医者さんに相談することをおすすめします。

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