気になる症状Q&A

これって病気?どう治す よく起こる不快な症状や、ちょっと気になるからだのこと、毎日を元気に過ごすための対処法を紹介します。


子供が物を見る時に、頭を傾けるクセが直りません。
3歳の子供が、物を見る時に
頭を傾けている気がします。注意しても
そのクセが直りません。
(38歳・女性)

斜視や弱視など、視覚の問題があるかもしれません。
3歳前後は特に早期発見、早期治療が重要な時期のため、
早めに小児眼科を受診しましょう。

 「斜視(片目が正面を向いている時、もう一方が違う方向を向いている状態)」や「弱視(視力の発達が妨げられている状態)」による見え方を補うため、子供が頭を傾けて物を見ることがあります。
 特に、片目が垂直方向にずれている「上斜視」や「下斜視」の子供は何かを見る時に頭を左右に傾けることが多く、目を閉じている間は傾きが減る傾向があります。また、ずれた方の目の発達が妨げられて、弱視になっていることも。左右に視力の差があり、頭を傾けて見やすい姿勢を取っているのかもしれません。
 子供の視力は生まれてから3歳頃まで急速に成長し、6歳頃にほぼ完成します。その成長の中で、左右それぞれの目で見た情報を脳内で1つにまとめる「両眼視」の能力も獲得し、物を立体的に捉え、見える物との距離を把握できるようになります。ただし、斜視や弱視があると両眼視がうまく形成できません。また、斜視や弱視を放置すると視力の回復が困難になり、日常生活に支障が出ることもあります。
 視力が発達段階にあるうちは、斜視や弱視の問題の早期発見、早期治療が重要です。気になる点があれば、なるべく早く小児眼科などにご相談ください。

回答者:原 崇彰 総合新川橋病院 眼科 医師

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