2月 花粉症の緩和に… 「白身魚とホタテのタルタル」

監修・料理/中医国際薬膳師・料理研究家 中村きよみ

撮影/渡辺七奈
スタイリング/津嶋佐代子

旬の魚介類としそで粘膜と内臓を強化
「気」の流れがよくなり、つらい症状を緩和

花粉症は、鼻や目の粘膜が弱くなっているときや、内臓が疲れて気の巡りが滞っているときに、症状が出やすくなります。なるべく内臓に負担をかけない良質のたんぱく質をとりましょう。中でも白身魚とほたて貝は粘膜を強化する働きも強く、花粉の刺激から粘膜を守ります。つけ合わせには、腸の働きをよくして気の流れを整えてくれるしそをたっぷりと。魚を使ったイタリアン料理に、さらに頼もしい薬効と香味をプラスしました。

今回の薬膳素材

しそ
しそ科。体を温め、気のめぐりをよくする。胃腸の働きを助け、魚介の解毒作用がある。