夏本番!
細菌性食中毒にご用心

食中毒は1年を通して発生しますが、梅雨から夏にかけて特に気を付けたいのが細菌性食中毒。気温と湿度が高くなると細菌の増殖が活発になるため、より注意が必要です。

食中毒を防ぐには、調理や食事のときに食品を細菌の汚染から守る「つけない」、細菌に増殖する機会を与えない「増やさない」、食品中の細菌を加熱や消毒によって「殺す」の三原則が基本です。

「三原則」でしっかり予防を!!

細菌を「つけない」ためには、まず手洗いをしっかりと。調理前はもちろん、生の肉や魚、卵などを扱った後も小まめに行います。台所は常に清潔にして、まな板やふきん、スポンジなどは熱湯や煮沸で消毒し細菌を寄せ付けないようにしましょう。

細菌を食品中で「増やさない」ためには、食品の温度管理を徹底し、「殺す」ためには、食品の中心部温度75度以上で、1分以上しっかりと加熱すること。

三原則を習慣付けるだけでなく、規則正しい生活とバランスのとれた食事で抵抗力を付けておくことも大切です。

こんな症状があるときは医療機関へ!

食中毒かも……と思ったら

上のような症状が一つでもあり食中毒の疑いがある場合は、医療機関を受診し、症状が出始めた時期、詳しい症状、食べた物などを医師に伝えましょう。

おう吐があるときは喉に詰まらないように横向きに寝て、脱水症状を防ぐために水分補給をします。また、下痢止めや吐き気止めを服用すると細菌などを体外に排出しようとする体の反応を抑えることになり、症状が悪化する場合があるため、自己判断による服用はやめましょう。子供は小児科、大人は内科や感染症科で診察を受けられますが、どこを受診するべきか迷うときは、最寄りの保健所に電話などで相談を。

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