何となく健診を受けていませんか?

いつまでも健康でいたい。誰もがそう願っています。しかし現実には、健康な体を維持することは難しく、多くの人は運動不足や過食、ストレスなどにより、いや応なしに生活習慣病に近づいていきます。

健康でいるためには、何よりもまず自分の体の現状をしっかり把握しておくことが大切。健診はそのために重要な役割を果たしてくれます。

そもそも健診って?

ところで、「けんしん」には「健診」と「検診」がありますが、その違いをご存じですか。

「健診」は受診者の健康状態を大まかに調べるためのもの。隠れている病気を完全に特定することは難しいものの、体のどこかに不具合が起こっていれば、それをある程度絞り込むことができます。病気発見の手掛かりとして、重要な役割を担っています。

一方、「検診」はある特定の病気を発見するために行います。例えば肺がん検診は肺がんを、婦人科検診は婦人科特有の病気をピンポイントで見つけます。健診と検診は役割が違うわけです。

異常を感じないときにこそ受けてほしい

健診や人間ドックを受けなかった理由

厚生労働省の発表した『平成22年国民生活基礎調査』によれば、20歳以上で健診等を受けていない人の割合は、全体の約3割。未受診の理由の上位を見てみると、右のグラフのようになっています。

理由のうち、最も多かったのが「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」というもの。もっともな理由のようにも思えますが、これは大きな勘違い。

増え続けている生活習慣病のやっかいなところは、重症化するまで自覚症状がほとんど現れないこと。言い換えれば、「心配な時」には、既に症状が進んでしまっていることが多いのです。

先に述べたように、健診は健康かどうかを概観するためのもの。心配になって医療機関を受診したときには、既に重症化していたというリスクを減らすために受けるものなのです。健診で全ての病気を発見することは不可能ですが、目に見えない体の変化を確認し、病気の芽を早期に発見することによって、健康寿命を伸ばせる可能性がグンと上がるのです。

健診を役立てよう!

せっかく受けるなら、とことん健診を利用しませんか。

まずは、毎年きちんと受けること。毎年受けて結果を比較することで、小さな変化を見つけやすくなります。結果は保管し、ぜひ前回、次回と見比べてみてください。また、健診の前だけ生活習慣を変えたりせず、自然体で受診すること。もし気になる点があるなら、問診のときに相談したり、追加で受けられる検査がないか聞いてみましょう。

健診の結果、保健指導を受ける必要があるようなら、ぜひ受けましょう。日々の自分の生活習慣と健診結果の関係をきちんと理解し、改善するべきは改善してこそ、健診を受けた意味が出てきます。

健診を役立てるためのポイント
併せて受けたい歯科健診
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