気になる症状Q&A

これって病気?どう治す よく起こる不快な症状や、ちょっと気になるからだのこと、毎日を元気に過ごすための対処法を紹介します。

毎年、夏になると下痢を起こします
毎年、夏になると下痢を起こします。
通勤時の電車の中はもちろんのこと、
友人と海やプールに行くときなども心配でなりません。
(42歳・女性)

夏場におなかをこわす人は少なくありませんが、
もともと腸が弱い人は特に注意が必要です。
栄養バランスのよい食事や適度な運動、
十分な睡眠をとり、腸内環境を整えましょう。

 夏は、冷たいジュースやコーヒー、紅茶、緑茶、アイスクリーム、かき氷など、ついつい冷たいものをとり過ぎたり、職場や寝室などエアコンの効き過ぎた場所に長くいたりするので、おなかが冷えて下痢を起こしやすくなります。
 また、夏かぜのウイルスの一種、エンテロウイルスは呼吸器だけでなく、腸内でも増殖するので、腹痛や下痢を起こします。そのほか高温多湿な環境では、食中毒による下痢も多発するので、注意が必要です。
 そもそも下痢は、病原菌など腸内の悪いものを体外に排出しようとする人体の防御反応なので、むやみに下痢止めを飲まないほうがよいのです。しかし、下痢が何日も続いて体力の消耗が激しいときなど、下痢止めを飲んだほうがよい場合もあるので、まずはかかりつけ医に相談するとよいと思います。
 下痢によって体内の水分が失われると脱水を起こすので、スポーツドリンクで適切な補給を。日常生活では、暴飲暴食をしない、冷たい飲食物や刺激の強い香辛料を控える、膝掛けや使い捨てカイロなどでおなかを冷やさないようにするなどの工夫をしましょう。

回答者:小原邦彦 おばら消化器・肛門クリニック 院長

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