飲酒習慣

適量のアルコールは、血行をよくし、新陳代謝を促し、ストレスを解消するなど、
体にとってよい作用をもたらします。
しかし、間違った飲み方を続けると、体にさまざまな悪影響をおよぼします。

飲酒習慣見直しチェック!!

チェックにあてはまるものがあれば、
あなたの飲酒習慣を見直してみましょう。

お酒は「適量」を守ってこそ百薬の長に

アルコールの約30%は胃から、残りは小腸から吸収され、そのほとんどが肝臓に運ばれ、分解されます。日本酒1合を肝臓で分解するには3〜4時間くらいかかります。大量飲酒はそれだけで肝臓に負担を与えているのです。

お酒に強いからといって、病気になりにくいわけではありません。長年の過度の飲酒のツケは後からゆっくりやってきます。

1日の飲酒量の目安

上記はあくまで目安です。体質・年齢などによっても異なります。

無理強いや飲酒運転は禁止

飲み過ぎは体のあちこちに影響が!

お酒の飲み過ぎによる肝機能障害のリスクはよく知られていますが、食道や胃、すい臓、心臓障害、糖尿病の悪化や肝硬変など、日常生活や命に関わる病気とも深くかかわっています。

また、アルコールは意外と高エネルギーです。数杯飲んだら1食分のエネルギー量にも匹敵するほど。エネルギーの摂り過ぎによる肥満にもつながり、メタボリックシンドロームのリスクも高まります。

飲みすぎによる影響

お酒はつまみといっしょに飲む

空腹時に飲むお酒は、血中のアルコール濃度を一気に高めるばかりか、胃や食道に負担をかけてしまいます。お酒を飲むときは、つまみを食べながらにしましょう。しかし、体内ではお酒のエネルギーから消費されるため、つまみで摂ったエネルギーは消費されにくく、脂肪として蓄えられてしまいます。つまみの選び方を一工夫して、低エネルギーで体にやさしいつまみにしましょう。

おすすめのつまみの例
控えたいつまみの例

お酒と上手につきあう飲み方とは?

肝臓に負担を与えない飲み方として、週に2日の休肝日をつくりましょう。毎日お酒を飲んでいると、肝臓が休む暇がないため、肝機能の低下を招きかねません。つまみを食べながら自分のペースで飲み、できれば寝る2時間前までには切り上げましょう。

また、飲酒時のたばこはアルコールでニコチンが溶けやすくなるので、たばこの害は倍増します。血管の収縮がさらに早まり、動脈硬化を促進することに。禁煙を心掛けましょう。

  • 週に2日以上の休肝日を決めて、それを守る
  • 飲む前に水やお茶を一杯飲んで、アルコールの吸収をゆるやかに
  • ウイスキーや焼酎などの強いお酒は、薄めてから
  • 気分がよくなる程度の「ほろ酔い」でやめる
  • お酒を飲んでいるときこそ禁煙を
  • のんびりと楽しみながら飲む
休肝日 強いお酒は薄める 飲酒時は禁煙
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