中津川かおり

撮影:原 ヒデトシ  スタイリング:宮澤由香

料理制作・監修 中津川かおり(管理栄養士・料理家)
なかつがわ かおり food studio mamma 主宰。東京家政大学大学院食物栄養学専攻修了。大学や専門学校などで講師を務める他、レシピ・商品開発、テレビ・雑誌のフードコーディネイト、メディア出演などで幅広く活躍中。著書は『はじめてでもかんたん! 日本の料理』『はじめてでもかんたん! おべんとう』(ともに、国土社)など多数。

冷やしておいしい作り置きおかず 
見た目も華やかでおもてなしにもぴったり!

焼き野菜の
和風マリネ

色とりどりの野菜に秘められた
「ファイトケミカル」に注目!
野菜に含まれる色素、香り、苦み、辛味などを構成する成分のことを「ファイトケミカル」といい、抗酸化作用、免疫力向上などの機能に特色があります。主に野菜の「色」によって含まれるファイトケミカルの成分や機能が異なるので、日頃から意識してさまざまな色の野菜をとるように心がけましょう。

材料(2人分)

マリネ液 大さじ3
砂糖 大さじ1
麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ3
100mℓ

かぼちゃ

80g
なす 1本
パプリカ(赤・黄) 各40g
いんげん 4本
エリンギ 1本
オリーブ油 適量

作り方

鍋に酢、砂糖を入れてひと煮たちさせ、麺つゆ、水を加えて火を止める。
かぼちゃは8㎜厚さに切り、なす、パプリカは乱切りにする。いんげんはヘタを除き、半分の長さに切る。エリンギは縦4つに切った後、半分の長さに切る。
フライパンにオリーブ油を熱し、②を揚げ焼きにする。(油の量は、食材が3㎜~5㎜つかる程度が目安)

焼き野菜の和風マリネ

③の野菜に程よく焼き色がついたら、キッチンペーパーを広げたバットの上に引き上げ、油を切る。
④が熱いうちに①に浸し、マリネ液ごと保存容器に入れて冷蔵庫で1~2時間冷やす。
β-カロテン
かぼちゃの橙色の色素成分β-カロテンは、体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を丈夫にして免疫力を高める働きがあるとされています。脂溶性なので、油と組み合わせてとることで、β-カロテンの吸収力がアップします。
ナスニン
なすの皮に含まれる紫色の色素成分ナスニンは、紫外線やストレスによってつくられる活性酸素の働きを抑える働きがあることから、がん予防や老化予防に効果が期待されています。

メニューへ戻る

Copyright (C) 社会保険出版社 All Rights Reserved.