夏の栄養補給にはウナギは欠かせない存在です。他の魚に比べて、エネルギーは高いのですが、なんといっても普段の食生活では摂りにくい栄養素がたっぷり含まれています。ビタミンAをはじめ、ビタミンB群、鉄、カルシウムなどが豊富。これだけの栄養素を他の食品で置き換えるとなるといろいろな食品をとらなければなりません。また、脂肪分が多いだけあって、不飽和脂肪酸のDHA、EPAが多く含まれ、血液サラサラ効果も高いのです。 　エネルギーが高いので、ウナギをたっぷり使う丼で食べるのではなく、炒め物などにして1人分の量を抑えます。その分、血液サラサラ効果の高い野菜で、サラサラ効果を補います。ニンニクの茎はその効果が高く、夏にもってこいの野菜です。ニンニクやニラと同様、ビタミンB群の吸収を良くする硫化アリルを含み、ビタミンA、C、食物繊維も豊富。豆腐は、低脂肪で、血液中のコレステロールを低下させたり、血圧の上昇を抑える効果のある良質たんぱく質を含み、炒め物をボリュームアップしてくれます。